リスニングはマジで音に慣れゲー。「それはそうでしょう→そりゃそーっしょ」←外国人わかんないよ
語学学習の最初の方は特に、リスニングってマジで音に慣れゲー。
でも「この音はこの意味だな」ってちゃんと吸収しながら慣れてかないと、リスニング力は上がらない。思考停止で音聞き流してもリスニング力向上しません。
俺は、なんかフランス語の曲のメロディーにハマってめちゃ聞いてるけど、フランス語が一向に聞けるようになりません。だってフランス語の単語も文法もなーんにも知らないんだもん。
じゃあなんで音に慣れれば聞こえるようになるの?
リスニングが慣れゲーの理由はリエゾン(リンキング)
リスニングが音に慣れゲーだと言うは、単語がリエゾン(リンキング)するから 。だから
I want to が I wanna になるわけじゃん。
wanna みたいに字面変わると発音も変わる。裏を返すと字面が分かってない=発音も変わらない、と思い込まない方がいい。
日本語でもリエゾンみたいなこと起こる。例、それは→そりゃ。「それはそうでしょう」→「そりゃそーっしょ」。
ただ日本語って音が変化すると合わせて書き方も変化しがち。
英語って日本語の何十倍も音が変化するのに、いやむしろ変化しすぎるからいちいち音の変化に合わせて表記を変えない。
a cup of tea が「赤っぱティー」みたいに聞こえるわけ。 a cup of tea は聞き取れる?
これこそ音の響きへの慣れ。
音の響きに慣れたとき=聞き取れるとき
そして音の響き=意味が頭の中で整理できたとき、ようやく「聞き取れる」という状態になる。この整理がいわゆる慣れ。
ただ慣れるまでに、意識的に音の響きを何回も触れる必要があります。
単語の意味を覚えるときも、一回見たら覚えられるわけじゃない。
「音」を覚えるときも同じ。一回聞いて覚えられるわけじゃない。
あと「意識的」もポイント。
英単語帳をパラパラっと、ながら見みたいな感じで記載された単語がバッチリ身についたら天才。ウラヤマシイ。
音を覚えるときも、ながら聞きして流れてる音が身についたらそれってやっぱり天才。東大生とかパリ政治学院生とかは試してみる価値あるかも?
初期の音慣れゲー状態で慣れるべきは頻出表現たち
やっぱり音に慣れるためにはしっかりと意識しながら英語を聞かなければいけません。
じゃあ世の中にある全ての単語の組み合わせを全部に慣れるにはスーパーコンピューターを頭にぶち込む必要があります(不可能だと言いたかったです)。
日本語も意識して聞いてみるとわかるけど、よく使う組み合わせって結構決まってる。それらの組みを「この音はこの意味だな」って理解しましょう。
理解できる音が聞こえた時はほぼ集中しなくても聞き取れる。
I would like to have a slice of pizza and a cup of coffee, and a cup of tea for her.
例えば would like to, a slice of, a cup of なんかは頻出。
もっと言うと for her ( for + 人称代名詞)なんかもほとんど定型。
これらに慣れちゃえば、あとは a slice of 何なのか、 a cup of 何なのか、に集中できるようになる。
つまり可変的な箇所に意識を集中できるようになって、結果として文章全体の意味がわかるようになる。
何が頻出で何が頻出がないかの違いが気になるよね。