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-使える英語をお知らせします-

英語版ポケモン図鑑で英語に触れよう #116「タッツー」

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英語は理解できる範囲のレベルに触れ続ければ、徐々に慣れて絶対にできる様になります。

 

こちらが海外版公式ポケモン図鑑

www.pokemon.com

 

ポケモンごとの名前、説明で使われている英語を通して、さらに英語に親しんでいきましょう。

 

 

タッツー "Horsea"

タッツーの英語名は  Horsea です。英名の由来は

 

seahorseタツノオトシゴ

horsie「お馬さん」

 

タツノオトシゴは英語で seahorse です。あと日本語でいう「お犬さん」や「お馬さん」みたいな動物の呼び方は、英語ではよく -y の音が語尾につきます。

 

horsie お馬さん

doggie お犬さん

bunny ウサギさん

 

ちなみにシードラは英語で Seadrasea 「海」+ dragon 「龍」)です。こちらはそのままですね。

 

 

タッツーの説明(シールド版)

タッツーのシールド版における英語の説明がコチラ。

They swim with dance-like motions and cause whirlpools to form. Horsea compete to see which of them can generate the biggest whirlpool.

 ※以下参照 

www.pokemon.com


日本語版公式図鑑の説明はこちら。

「すいちゅうを おどるように およいで うずを つくる。 なかまと うずの おおきさを きそって あそぶ。」

参照 タッツー|ポケモンずかん

  

 

説明で使われている英単語 
  • dance-like - 踊りの様な
  • whirlpool - 渦
  • compete - 競う
  • generate ~ - 〜を作り出す

 

 dance-like で「踊りの様な」を意味します。〇〇-like で「〇〇の様な」と表現できるので、この like の使い方は広範にわたって応用が効きます。

 

A tiger-like design

トラの様なデザイン

It has a salt-like taste. 

塩っぽい味だね

 

 salt-like ≒ salty の様に、 like を使わずともそれらしい形容詞が存在する場合は形容詞の方を使えた方が良いでしょう。少なくとも -like の形は多投するとインフォーマルな印象を与えます。

 

 

 whirlpool「渦」whirl が「旋回する、グルグル渦巻状に動く」+ pool 「水たまり」なので2つを足して whirlpool 。日本語だって英語だった考え方は単純です。

 

 

 compete の意味は「競う」。コンペ←コンペティションは compete の名詞形 competition です。

 

They are competing to get the number 1 spot. 

ナンバーワンの座をかけて争っている

 

 

 generate ~ で「〜を作り出す」というニュアンスで用いられます。 create ~ 「〜を創造する」はアイデアだったり、発明だったり何か新しいものを作り出す感じ、 generate は「創造する」ニュアンスもありますが、発電とかエネルギーを作り出すイメージの方が強いですね。

 

The author created his own world in his novel. 

小説に独自の世界観を創造した

The nuclear power plant generates the electricity. 

原子力発電所は電気を作っている

 

余談ですが実生活の中で「電気」と言う回数と「仰々しい」の回数どちらが多いですか。「電気」の圧勝です。

 

電気 electricity 

仰々しい bombastic 

 

だから100% electricity を優先して覚えるべきです。ただ日常で使う語彙も表現もそれぞれ少しずつ違いますので、そこは「この単語使うかな」と自分に問いかけながら覚える語彙も取捨選択していってみてください。

 

 

説明で使われている英文法
  • 単数形と複数形への嗅覚

They swim with dance-like motions and cause whirlpools to form. Horsea compete to see which of them can generate the biggest whirlpool. 

 

日本語では数が明確になる場合を除き、基本は単数、複数を意識しません。

 

りんご2つください。

りんごが好き。

りんごが落ちてる。

 

英語では単数か複数かの違いが常に文に現れます。

 

I'd like 2 apples.

I like apples.

There is an apple on the ground. 

※厳密には「りんごが落ちてる」だけではいくつ落ちてるかわかりません

 

タッツーの英語版説明文から何を複数と捉え、何を単数と捉えるのか少しみてみましょう。

 

 

文は they で始まっています。この they はタッツーを示しているので、タッツーは複数形で語られていると解釈できます。

 

「りんごが好き」や「タッツーは踊ってるみたいに泳ぐ」と言うとき、別に1つ1つの違いを意識しません。「りんご全般好き」だし「タッツー全般の泳ぎ方が踊ってるみたい」、つまり「1つにフォーカスしていない」から複数形。

 

 

2回出てくる whirlpool ですが、1つ目は単数形、2つ目は複数形です。1つ目は「(不特定多数の)タッツーが作る(不特定多数の)渦」つまり1つにフォーカスしていないのでまた複数形が使われています。

 

一方で2つ目は「一番大きな渦」と「一番大きな」で形容されています。一番大きいということは、唯一無二、世の中で1つしかない、つまり1つにフォーカスしているので単数形

 

 

単数形と複数形。特に日本人にとって非常に難しい文法事項で、瞬時に理解できる様な類でもありません。じっくり時間をかけて単数と複数に対する嗅覚を磨いていってみてください。

 

 

英語を理解するためには別に難しい単語とか文法とかは必要なし

関係代名詞と受け身、あとは文と文をくっつける and とか when 、but とかさえ身についてしまえばそれ以上複雑な英文法は実はあまり必要ありません。

 

英単語に関しても同じです。 store とか back とか日常よう使われる単語の方が ponderous 「重々しい」や endorsement 「承認」なんかより本当はよっぽど大切なんです。 IELTS や TOEFL など難しい英語のテストで高得点が必要、という人以外は基本無視でいいはずです。

 

 

よく使う単語や表現、そして文法をただ知ってるだけでなく、使いこなせる様にする。そのためには簡単で楽しい英語のコンテンツに触れ続けることが一番です。