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-使える英語をお知らせします-

英語版ポケモン図鑑で英語に触れよう #102「タマタマ」

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英語は理解できる範囲のレベルに触れ続ければ、徐々に慣れて絶対にできる様になります。

 

こちらが海外版公式ポケモン図鑑

www.pokemon.com

 

ポケモンごとの名前、説明で使われている英語を通して、さらに英語に親しんでいきましょう。

 

 

 タマタマ "Exeggcute"

タマタマの英語名は  Exeggcute です。英名の由来は

 

egg「タマゴ」

execute 「〜を執行する、行う」

 

「刑罰の執行」というイメージから executor は処刑人という意味で用いられることもあります。タマタマに対してそんなイメージは湧かないですね。

 

 

ちなみにナッシーの英名は Exeggcutor ( egg + executor )。親子揃って危険です。

 

 

タマタマの説明(ソード、シールド版)

タマタマに関しては、ポケモンソード版シールド版の説明を見比べてみましょう。

まずはソード版。

Though it may look like it’s just a bunch of eggs, it’s a proper Pokémon. Exeggcute communicates with others of its kind via telepathy, apparently.

 ※以下参照 

www.pokemon.com


日本語版公式図鑑の説明はこちら。

「タマゴのように みえるが りっぱな ポケモン。 テレパシーで なかまと こうしん している らしいぞ。」

参照 タマタマ|ポケモンずかん

 

 

そしてシールド版の説明。

These Pokémon get nervous when they’re not in a group of six. The minute even one member of the group goes missing, Exeggcute become cowardly. 

 

日本語の説明はこちら。

「6ぴきで いないと おちつかない。 1ぴきでも いなくなると とたんに にげごしに なるのだ。」

 

 

説明で使われている英文法
  • 単数形と複数形の使い分け

今回は単数形、複数形の使い分けに焦点をあてます。

 

タマタマの説明でソード版ではタマタマを単数形で('Exeggcute communicates with ... ')、シールド版では複数形で('Exeggcute become cowardly.')扱っています。1つ目は三単元の -s が付いており、2つ目は付いてないですね。

 

以前も何回か説明しましたが、抽象的な話をするときは、結論からいうと単数形と複数形どっちでもいいです。

 

In Japan, people wear a mask. 

In Japan, people wear masks. 

 

どっちでも良いです。

 

 

もちろん何か具体的な話をするときはその数に合わせる必要があります。

 

(目の前に2匹犬がいる状況で)

There are 2 dogs. 

There is a dog. ← ダメ

 

もう一回↓

 

Nowadays, almost everybody has a phone.

Nowadays, almost everybody has phones.

 

どっちでも良いです。

 

 

イメージとしては抽象的な話でも何か具体的な状況を思い浮かべるときには複数形を使う傾向があるでしょう。タマタマの説明でも 'Exeggcute become cowardly' 「タマタマは逃げ腰になる」という思い浮かべやすいシーンの説明なので複数形、そして 'Exeggcute communicates with ... ' 「タマタマは ,,, と交信する」と単なる生態系の説明なので単数形が使われている、と思います。

 

とは言っても結局どっちでも文法的にもイメージ的にも全く問題なく通じます。

 

 

ネイティブだって「これはイメージできるから複数形」と意図的に複数形を使っているのではなく、むしろ頭にイメージが浮かんだから無意識に、自然に複数形が口から出てくるのです。

 

ネイティブに近くには少なくとも意図的に日本語を介した英語学習をするのではなく、イメージで英語を捉えていくことが大切ですね。

 

 

英語を理解するためには別に難しい単語とか文法とかは必要なし

関係代名詞と受け身、あとは文と文をくっつける and とか when 、but とかさえ身についてしまえばそれ以上複雑な英文法は実はあまり必要ありません。

 

英単語に関しても同じです。 store とか back とか日常よう使われる単語の方が ponderous 「重々しい」や endorsement 「承認」なんかより本当はよっぽど大切なんです。 IELTS や TOEFL など難しい英語のテストで高得点が必要、という人以外は基本無視でいいはずです。

 

 

よく使う単語や表現、そして文法をただ知ってるだけでなく、使いこなせる様にする。そのためには簡単で楽しい英語のコンテンツに触れ続けることが一番です。