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-使える英語をお知らせします-

英語版ポケモン図鑑で英語に触れよう #16,21「ポッポ」「オニスズメ」

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英語は理解できる範囲のレベルに触れ続ければ、徐々に慣れて絶対にできる様になります。

 

こちらが海外版公式ポケモン図鑑

www.pokemon.com

 

ポケモンごとの名前、説明で使われている英語を通して、さらに英語に親しんでいきましょう。

 

 

 

ポッポ "Pidgey"

ポッポの英語名は Pidgey です。英語名の語源は

 
Pigeon 「ハト」
 

 

ピジョン Pidgeotto 、ピジョット Pidgeot です。英語名では、どちらかというとピジョンの方がピジョットみたいな発音っぽいです。

そして pidgeot の発音は「ジオッ」(ピを強く発音)。ネット掲示板には「公式がこの様に発音していた」的なコメントがあったので正しいかと思います。

 

  

オニスズメ "Spearow"

オニスズメの英語名は Spearow です。英語名の語源は

 

 spear 「槍」

 sparrow 「スズメ」

 

 Spearow はどちらかというと 「槍スズメ」です。そしてツバメは swallowヤクルトスワローズはツバメ団!って感じですね。

 

 

オニドリルの英名は Fearow ( fear 「恐怖」+ sparrow )です。オニドリル怖いか?

 

 

オニスズメの説明(ソード、シールド版)

ポケモンシールド版におけるオニスズメの説明はこちらです。

 

Inept at flying high. However, it can fly around very fast to protect its territory.

 ※以下参照 

www.pokemon.com


 

和訳はこんな感じ

 「高く飛ぶのは不得意。ただし縄張りを守るために非常に早く飛び回る」

 

 

説明に使われている単語 
  • inept 不得手、苦手
  • territory 縄張り、テリトリー

 

 inept は bad の類語です。日常の会話ではむしろ bad at を使って不得意なことを表現します。

 

I am bad at maths.

数学苦手だわ

 

得意なことを伝えるときは good at を使います。

 

I am very good at PE.

体育がめちゃ得意 

※ PE は physical education の略語。

 

 

 territory は「縄張り」「陣地」「領土」というイメージの単語です。自分の家のこととかをあまり territory とは言いません。

 

そのイメージから territory は歴史的な文脈でよく登場します。

 

Then, the leader decided to invade the neighbouring country. 

そして指導者は隣国への侵略を決めた

 

 

説明で使われている英文法
  • (主語+ be動詞なしで)形容詞から始まる文

 

Inept at flying high. However, it can fly around very fast to protect its territory.

 

 

形容詞から始まる文には

  1. 分詞構文
  2. 主語+ be 動詞の省略

 

の2パターンあります。 Inept at ,,, から始まる今回はパターン2の方です。

 

何かの説明のときは急に形容詞から始まることがよくあります。例えば求人案内。こんな形の説明をよく見ます。

 

-----

Japanese Teacher

The requirements are listed below.

  • highly interested in interactions with children.
  • have a authorised certificate.
  • ...
  • ..
  • .

-----

 

ここでは主語、もしくは主語 + be 動詞が省略されています。 be 動詞以外のときは主語のみ省略です。

 

なぜこの様に記載するのでしょうか。それは自明だからです。日本語は日常的に主語を省略します。英語では「主語は絶対に省略しない」と教える先生などもいるので、この教えを妄信してしまうとこの様な文章に出会ったときに混乱してしまいます。

 

「何かの説明(特にリストアップ形式)のときは英語でも主語の省略が起こる」ことを知っておけば特段混乱せずに自分で主語を補えるでしょう。

 

 

ちなみにパターン1の分詞構文も原理は一緒です。前後の文の主語が一緒だから省略しているだけです。

 

Paul is very good at maths. And  he wants to be a maths teacher.

ポールは数学が得意です。彼は数学の先生になりたいです。

 

Very good at maths, Paul wants to be a maths teacher.

数学が得意で、数学の先生になりたいです。

  

これも知っていれば難しいなんてことはありません。知らずとも簡単な文章なら「 very good at maths なのはポールだな」と直感的にわかるはずです。

ただ日本の英語教育ではあえて省略された主語が文の主語だとわかりづらい文を出題したりします。いやむしろ英語でも主語の省略がわかりづらくなるときは省略しないです。

 

英語でも日本語でも文法が整理されている意味は、文章をわかりやすく、できるだけ簡潔に相手に伝えるためです。あえて難しい文法を覚えて使うみたいなのは根本的に本末転倒なわけです。

 

英語を理解するためには別に難しい単語とか文法とかは必要なし

関係代名詞と受け身、あとは文と文をくっつける and とか when 、but とかさえ身についてしまえばそれ以上複雑な英文法は実はあまり必要ありません。

 

英単語に関しても同じです。 store とか back とか日常よう使われる単語の方が ponderous 「重々しい」や endorsement 「承認」なんかより本当はよっぽど大切なんです。 IELTS や TOEFL など難しい英語のテストで高得点が必要、という人以外は基本無視でいいはずです。

 

 

よく使う単語や表現、そして文法をただ知ってるだけでなく、使いこなせる様にする。そのためには簡単で楽しい英語のコンテンツに触れ続けることが一番です。