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-使える英語をお知らせします-

英語版ポケモン図鑑で英語に触れよう #78「ギャロップ」

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英語は理解できる範囲のレベルに触れ続ければ、徐々に慣れて絶対にできる様になります。

 

こちらが海外版公式ポケモン図鑑

www.pokemon.com

 

ポケモンごとの名前、説明で使われている英語を通して、さらに英語に親しんでいきましょう。

 

 

ギャロップ "Rapidash"

ギャロップの英語名は Rapidash です。英名の由来は

 

rapid 「速い」

ash 「灰」

dash 「走る」

 

 日本語名「ギャロップ」の由来は英語の gallop かと思われます。

※ gallop の発音はむしろ「ガロップ」に近いです。 Oxford Dictionary で確認する↓

www.lexico.com

 

 gallop は「(主に馬などが)早く走る 」という意味です。なぜ英語名で gallop が採用されたなかったのか。

 

ポニータは英語名で Ponyta ( pony 「子馬」+ ponytail 「ポニーテール」)。一転して、こちらはまんまですね。

 

 

ギャロップの説明(ソード版)

ポケモンソード版におけるギャロップの説明はこちらです。

 

This Pokémon can be seen galloping through fields at speeds of up to 150 mph, its fiery mane fluttering in the wind.

 ※以下参照 

www.pokemon.com


和訳は以下のような感じ。

「このポケモンはたまに、炎のたてがみをなびかせながら最高時速150マイル(約240キロ)で草原を駆け回っているところを目撃される。」

 

 

説明で使われている英単語
  • field -草原、スポーツグラウンド、分野
  • up to ~-最高で〜まで
  • mane -たてがみ
  • flutter -なびく

 

 field はざっくり「場所」というイメージで、それがだだっ広い場所なら「草原」、スポーツなら「グラウンド」、学問なら「分野」と和訳されます。

 

全部の和訳を覚えるのではなく、格のイメージをつかみ、あとは文脈の中で理解できるようにすれば混乱をいまずにすみます。 このような単語の格のイメージをつかむにはたくさんの文章に触れるのが効果的です。

 

Right fielder, Ichiro Suzuki!

ライトはイチロー!!

 

 

 up to ~ で「〜まで」という意味で用いられます。

 

Up to 10 people can book the lesson. 

10人までレッスンを受講できます

 

up to date 「最新の」という表現があり、こちらも date (「今」的なニュアンス)まで、つまり「最新の」という意味合いで使われます。

 

You can find the up-to-date information on the website.

ウェブサイトで最新情報を確認できます

 

 

 

 mane は「たてがみ」です。 発音は /meɪn/ です。イングランドのサッカーチーム、リヴァプールセネガル人ストライカー Mane 「マネ」とは発音が異なります。ちなみに私は mane という単語を初めて見ました。

www.instagram.com

 

 

 flutter は「なびく」という意味です。日本語の「なびく」には「権力に擦寄る」的な意味合いもありますが、 flutter にはその意味は含まれません。

 

 flutter にクリソツな単語として flatter が挙げられます。  flatter ~ は「〜にお世辞を言う、〜を気分良くさせる」という意味で用いられます。

 

I'm flattered!

光栄です!

 

 flutter と flatter の発音はこちら。

www.lexico.com

www.lexico.com

 

flatter はちょくちょく使われますが、 flutter はそんなには使われません。正直に認めると私は発音ではなく文脈で判断します。

 

 

説明で使われている英文法
  • 受け身(知覚動詞) + 動詞ing -「ing のところが目撃される、聞かれる、など」

 

This Pokémon can be seen galloping through fields at speeds of up to 150 mph, its fiery mane fluttering in the wind.

 

 受け身(知覚動詞) + 動詞ing - の説明の前にまず 知覚動詞 人、モノ + 動詞 の使用方法を見てみましょう。

 

I saw him dancing.

彼が踊っているところを見た

 

I heard her singing.

彼女が歌ってるところを聞いた

 

次に、何かをされた側に着目したい時に受け身の形は使われる傾向にあります。

 

The prime minister was criticised. 

その首相は非難された

 

The house was burned. 

その家は焼失した

 

このとき「誰が非難したか」「どんな原因で燃えたか」は注目されていません。

 

それでは上の2つ英文法を組み合わせてみましょう。

 

(知覚動詞 人、モノ + 動詞ing)

People can see this pokemon galloping ,,,

人々はこのポケモンが駆け回っているのをたまに見る

 

(受け身の知覚動詞 人、モノ + 動詞ing)

This pokemon can be seen galloping ,,,

このポケモンが駆け回っているのがたまに目撃される

 

ギャロップの説明なので「駆け回っているギャロップを人々が見かける」はちょっと変です。ギャロップに焦点を当てたいので受け身を使ってギャロップを主語にしているわけです。

 

 

1つ1つの文法を見ればそこまで理解困難ではありません。あとはそれらをうまく使いこなせるかが英語理解の重要なキーポイントです。

 

 

英語を理解するためには別に難しい単語とか文法とかは必要なし

関係代名詞と受け身、あとは文と文をくっつける and とか when 、but とかさえ身についてしまえばそれ以上複雑な英文法は実はあまり必要ありません。

 

英単語に関しても同じです。 store とか back とか日常よう使われる単語の方が ponderous 「重々しい」や endorsement 「承認」なんかより本当はよっぽど大切なんです。 IELTS や TOEFL など難しい英語のテストで高得点が必要、という人以外は基本無視でいいはずです。

 

 

よく使う単語や表現、そして文法をただ知ってるだけでなく、使いこなせる様にする。そのためには簡単で楽しい英語のコンテンツに触れ続けることが一番です。