L と R の発音が似てない!と思い込むのはやめよう。似てるから
「 L と R の発音は似てない!」って外国人講師だったり、帰国子女系の講師が喧伝する現場をたまに見かける。
嘘ではない。彼/彼女らにとってはあんまり似てない。
でも日本人にとっては似てる、とというか聞き分けは困難。
難しいことを「難しいけど頑張って克服しよう」って姿勢はとても大事です。
でも「似てない」って思い込む意味はないでしょうと。
「似てない」→「似てないはずなのに聞き取れない」→イライラ
って思考回路に陥るとせっかくの英語学習の楽しさが台無しよ。
英語学習の基本は楽しむこと
言語学習の基本は
1. 英語とか新しい言語話せるようになった楽しいと思う
2. 英語身につけたら役立つを事実を知る
3. 言語を身に付ける難しさをしっかり認識する
ことです。
何事も楽しくないと続けづらい。語学学習のように難しかったらなおさら。
でも難しさとしっかり向き合い、どうやったら壁を乗り越えられるか考えることも同じくらい重要。
実際に難しいことを「いや簡単だから。そんなことで悩まなくていいから」と開き直っても状況は改善しない。
そして悩んでいる人にとって、簡単だからとできる側の人から言われると単に爆裂はらわた煮えくりかえりゲー。
日本語には L と R の区別がない
そんなこんなで L と R 。
日本人には聞き分けが難しい。
言語学的に証明されているように、基本は日本語に L と R の区別は存在しない。
だから light と right は、まー同じに聞こえる。これはもう仕方ない。
断っておくと、実際 L と R の音自体は似ているらしい。
B と V の音ももちろん英語ネイティブは聞き分けられるけど、実際に B と V の音自体は似ている。
「聞き分けられる」=「それらの音は似ていない」は間違い。
L と R も似てる。ただ英語ネイティブには似てるけど聞き分けられる、日本人には一緒に聞こえて聞き分けづらい。
余談ですがスペイン語には基本 B と V の違いがないので、スペイン語話者にとって B と V は聞き分けづらいらしいです。
L と R の解決策
じゃあどうするのか、
まずは自分が L と R 入りの単語を発音するときは気をつけましょう。発音の仕方はユーチューブとかにレッスン動画がいぱーいあります。
そしてリスニングの際はいろんな情報を駆使しましょう。
「音」を頼りにするのももちろん良。実際に L と R の音が聞き分けられるまでヒヤリング能力上がっためちゃ羨ましいです。
文脈の力も借りましょう。
Could you turn off the ライト please.
と言われたらこの場合は light ですよと。
あとは L と R 以外の音をしっかりと覚えましょう。 right と light みたいに L と R 以外の音が全部一緒だと仕方ないけど、例えば
tりe なら re だし (tree) 、isらnd なら la でしょう (island) 。
こんな感じで L, R 以外の箇所をしっかり認識できれば、最悪 L と R の箇所の音の聞き分けができなくても言われた単語がわかる。
「 L と R の聞き分けはめちゃ難しい」ということを知って
ちなみに文脈の力を利用するにしても、 L, R 以外の音をしっかり認識するにしてもめちゃ大変。「文脈が分かれば苦労しないわ」って気持ちもめちゃめちゃわかります。
一番知ってもらいたいのは、 L と R の音の聞き分けがめちゃめちゃ難しいということ。
繰り返しますが、日本語には基本 L と R の区別がありません。
なので、 L と R の音自体の聞き分けにも気を配りつつ、そのほか文脈の力とか、 L, R 以外の音の聞き取り能力を利用して、いろんな側面から攻略しましょうと言いたいです。
ちなみに私は英語のドラマとか見てても、字幕なしでまあまあ内容わかりますが、未だに L と R の聞き取りでは苦しみます。
昔、サッカーゲームでカタカナで覚えた海外選手の名前「ルーニー」とか「ヴィエリ」とか、未だに R か L を混同します。
もしかしたら私の耳が超級ボンクラなだけかも。