英会話・スピーキング上達には実際に口を動かして「噛まない」練習が有効
英会話上達にはスピーキングとリスニングの上達が不可欠です。
スピーキングができる様になれば英会話が楽になります。そしてスピーキングが楽になれば、リスニングも楽になります。どうして?と思いますか。
日本語で、他ごと考えながら話を聞いていると話の内容が頭に入っていないことがありますよね。英会話中でも、「どうやって返答しよう?」「どんな文法使えばいいんだっけ?」「どの英単語使えばいいんだろう?」と考えていると相手の話から意識がそれてリスニング能力にも影響するのです。
今回はスピーキング上達の中でも発音の正確性に焦点を当てます。発音が正確になるとスピーキング中に噛む回数が格段に減るのでスピーキングの上達につながるのです。
発音の正確性をどうやって向上させられるでしょう。それは「実際に口を動かして、声に出して英語を読む、話すこと」です!
そもそも「スピーキング力」って何?
「スピーキング力」ってなんでしょう。いろんな要素が考えられます。
- バラエティー豊かな語彙力を持っている
- 複雑な構造の文章を扱える
- すごく早口で話せる
はたまた
- 相手にわかりやすくモノを伝えられる
- 説得力のある話し方ができる
- 感情を込めれる
これらの要素は「日本語を話すのがうまい」人の特徴です。ゆくゆくは英語でもこの様になれれば幸いです。
まずは大前提として
- 日常会話に出てくる単語が使いこなせる
- 簡単な構造の文章を瞬時に作れる
そして
- ほとんど噛まない
ことが求められます。英単語も文法も「う〜ん」と考え込む時間がかかってしまうと、「使いこなせる」レベルには到達していません。また、ボキャブラリーもグラマーもパッと思いつくレベルでも、実際に口に出すときにいつも噛んでしまっている様では会話は円滑にすすみません。
スピーキング力向上のための対策方法
ではそれぞれどの様に対策するでしょう。
「日常会話レベルの語彙力の獲得」→英単語学習、読書
「簡単な構造の文章の構築」→英文法(グラマー)の勉強、読書、英作文
単語、文法の対策は英語を勉強している人なら誰でもやっているはずです。
でも「噛まない」ための対策はあまり聞きません。英語で噛まない様にするためには特に言いづらい単語や表現をなんども発音して、口とその周りの筋肉を慣れさせる、鍛える必要があります!
英語で噛まない様にするためにはひたすら口を動かしてスピーキング練習
英語で噛まないためには口を動かして筋肉を鍛える。「ほんとに?」って感じですが、実際どこの筋肉だって慣れてない動きはしづらいモノです。
ドイツ語の r の発音、そしてスペイン語の r の発音を例に取ってみましょう。ドイツ語の r は舌を喉の奥で弾く感じ、そしてスペイン語の r は舌先を弾く感じです。
参考: German in Tokyo 「ドイツ語Rの発音は難しいよ!☆」
参考:ラテン女子がスペイン語を教えてみた【らてすぺ】「スペイン語 巻き舌の練習法 楽しみながら発音練習!」
どちらの r も慣れでいないと発音できない。だからまずは発音できる様に慣れなきゃいけない。
そしてうまく発音自体はできる様になった音を英単語の中で、はたまた文章の中で噛まずに使える様にひたすら口を動かして使っていく必要があります。
ゴルフでやっとの思いでうまくドライバーショットできたら「はい、ドライバーはマスターしました。もう練習しません」とはなりません。ピアノで猛特訓のおかげでやっとうまく引けた楽曲を「はいもうこの曲マスター。もう練習しません」ともなりません。
何回かに一回うまく発音できた段階で「はいもうこの単語は発音完璧。もう練習しません」だとまたすぐにうまく発音できなくなっちゃいます。
発音を鍛え、噛まない様にするためには特に苦手な英単語や英語フレーズをなんども言って口を慣れさせる必要があります。でもどうやってなんども言えばいいんでしょう。
特定の単語やフレーズが言いづらい場合、英会話でそれをあえて使うという手段があります。ただわざわざその単語を使う様なトピックや文章を考えなければいけないのでハードルが高いです。
そもそもなんでそれら英単語・熟語を言いたいんでしたっけ。噛むからです。つまり英会話のときに使っても噛みます。相手は理解できません。ということで英会話で無理に使うのはあまりオススメできません。
なので、そういう英単語や英語フレーズに出会ったら、その場でなんどか声に出して練習しましょう。アプリやテキストで英語勉強中で出会うたびに何度か復唱して見ることをオススメします。
言いづらい英単語・フレーズはその発音に慣れないと噛んでしまいます。家でぶつぶつ独り言をいう様に慣れる、もしくは英会話中に噛みながら慣れるのか、好きな方を選んでみてください!