big word 「難しい英単語」を頭に詰め込むより、頻出単語への感度をあげることで英語力アップ!
big words って聞いたことありますか。いわゆる難しい英単語のことです。何を持って難しい、と言えるのでしょう。
難しい、簡単な英単語の定義は曖昧です。でも実際にデータとして「よく使われる単語」は統計上明らかになっています。
頻出の英単語上位3000語が、なんと9割近くを占めているのです。だからまずは否が応でも頻出3000語を覚えて、それからさらに出会った英単語をその都度覚えていくのが効率的なボキャブラリー力アップの方法です。
- そもそも big words はどれ?
- 英単語学習はまず頻出の3000語を覚えてしまおう
- 頻出の3000英単語に対する反射力を高めると一気に英語力アップ
- 英単語をある程度頭に入ったらあとはひたすらリーディングとリスニング
そもそも big words はどれ?
私のイギリス大学院時代、フランス人(育ちはイギリス)と言い合いになり、その場にいたイギリス人学生に industrious の意味を聞いたら「よくわからん」とのことでした。いや類推できるだろ、と。
そのフランス人も講義中に forlorn の意味を教授に訪ねてました。
余談ですが私は知ってました。英語力は足元にもおよびませんが。
なので、より多くの単語を知っていることと英語力は純粋にイコールではありません。よく出てくる英単語を知っていて、素早く使いこなせることが英語力アップに大切なのです。
英単語学習はまず頻出の3000語を覚えてしまおう
英単語の頻出3000語が約9割を占めています。
語学学校世界最大大手の EF の記事参照
With 2,500 to 3,000 words, you can understand 90% of everyday English conversations, English newspaper and magazine articles, and English used in the workplace.
2500から3000語を知っているだけで、普段の会話や新聞、雑誌または職場で使われる英語の90%は理解できます。
3000語は多いと思うかもしれません。ただしこの3000語の中には a とか but 、 friend のようなハナから知っている単語も多く含まれているので、実際に覚えなければいけないものは2000くらいでしょうか。
頻出の3000英単語に対する反射力を高めると一気に英語力アップ
頻出の3000単語。これを単に暗記するだけでは使いこなせるレベルになっていません。見聞きしてから5秒かかってその意味を思い出せても、会話は先に進んでしまっています。
なのでむしろ、英単語はもう3000語以上は『単語としては勉強しない』と決め、その代わりその3000語は是が非でも一瞬で意味が取り出せて自分からも使えるレベルにしましょう。
英単語をある程度頭に入ったらあとはひたすらリーディングとリスニング
英単語帳を暗記したって忘れちゃう、そう思いませんか。だったら一回暗記したものを実際に使えば記憶に定着します。
ここで思い出してみてください。英語の約9割が頻出の3000英単語で構成されているということは、英語を見聞きすればするだけ頻出単語にもよく触れることができるわけです。
素振りをしてある程度は型ができたらあとは実践で球を打つことを通して少しずつ修正していく。プールサイドで手足の動かし方がある程度わかったらあとは実際にプールとか海で泳ぎながらさらにコツを掴んでいく。
英語もこんな感じです。
本当によく目にする、耳にする英単語は先に覚えてしまう。
本当によく目にする、耳にするグラマーは覚えてしまう。
ある程度できるようになったらあとは使っていきつつ少しづつ慣れていく。
仕事もスポーツも言語も、度合いが違うだけで基本は慣れですよ。慣れれば誰でもできます。