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-使える英語をお知らせします-

リスニング上達には大体わかる内容をリスニング。理屈はゴルフの練習と一緒です

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英語のリスニングを鍛えたいなら、大体聞き取れるコンテンツをリスニングするのが一番効率的です。

 

なぜかと言うと、聞き取れない箇所が「こことあそこ」の様に特定できるからです。それを聞き取れる様にする、つまり聞き取れる内容が増えればリスニング向上につながります。

 

ゴルフスイングの練習も、初心者はスイングスピードを抑えてミートに徹した方が改善点が明確になります。初心者がフルスイングし続けてもいつまで経ってもボールはまっすぐ飛ぶ様になりません。

 

そもそもリスニングができるのはどういう状態?と言うリスニング自体のメカニズムとの関連性から、なぜリスニング上達には大体わかる内容をリスニングすることが効率的なのかさらに深く探っていきましょう。

 

 

「リスニングができる」はどういう状態?

英語のリスニングができる、とは一体どういう状態を指すのでしょう。「いや聞き取れることでしょ」と。

 

ただ「リスニングができる」には実は2つの側面があります。

 

英語が聞き取れる

リスニングの1つ目の側面は、「英語が聞き取れる」ことです。

 

英語を聞いて、その内容がわかって初めて「リスニングができる」と言えるわけです。

 

 

めちゃくちゃ集中せずとも、継続的に英語が聞き取れる

リスニングの2つ目の側面が「集中力を要さずとも英語が聞き取れる」ことです。

 

まずは当然、英語が聞き取れる必要があります。ただし、前集中力をリスニングに向けないと英語が理解できないというレベルなら、まだまだリスニングに改善の余地があります。

 

50%くらい、もしくはそれ以下、ネイティブレベルで無意識でも英語が聞き取れる様になって初めてスピーキングや他のこと(スマホ見ながらとか)にも意識を向けられるからです。

 

 

まずは聞き取れること、そして聞き取れる内容をあまり集中せずに聞き取れる様になること、この2つの側面を鍛えることで「リスニングがよりできる」様になるのです。

 

 

なぜ大体聞き取れる英語のコンテンツを聞くことがリスニング上達に効果的なのか

リスニングは「聞き取れる内容を増やす」「意識半分で聞き取れる様にする」ことで上達します。

 

この2つの側面を考えたとき、ある程度聞き取れるコンテンツを聞いた方が効率的なのです。

 

 

「ほとんど聞き取れない内容を聞く」「ある程度聞き取れる内容を聞く」の2つをゴルフのスイングの練習と比べてきましょう。

 

 

ゴルフでうまくボールを打てる様になるためには

ゴルフの打ちっぱなしをしたことありますか。なくても打ちっぱなし(ゴルフ練習場)自体は目にしたことがある人が大半だと思います。(ゴルフボールをうまく打てる様に、ひたすらボールを打つ練習する場所です。)

 

ゴルフ初心者がいたとします。その初心者が最初から本気のフルスイングしています。空振り、もしくはボールにカスって10メートルくらいしか飛びません。もちろん真剣にやってその結果です。

 

ここでみんな思います、「いやまずはミートすることをもっと考えようよ」と。20%くらいの力で大体ミートできる様になったら、今度は30%くらいの力、50%、、、最終的にはフルスイングでミートできる様になるのが効率的です。

 

また例えば50%くらいの力でスイングするとまだ余力が残っているから、スイングフォームやボールの当たりどころなど違うところを意識することもできて、ミート以外も修正できるわけです。

 

 

英語でリスニングできる様になるためには

リスニング力上達も全く同じです。聞いていても全く聞き取れない、もしくはたまに単語だけわかる、というレベルの英語コンテンツをリスニングしたとしましょう。もちろん真剣に聞き取ろうとしています。

 

もし集中したら80%くらい聞き取れるコンテンツをリスニングしたら、ある程度聞き取れているからこそ、何か聞き取れない内容に出会しても「今の箇所なんて言ったんだろう?」とか「単語は聞き取れたのに、意味が理解できないぞ」とか感じるわけです。その部分を修正していけば聞き取れる幅が広がります。

 

また、80%理解できる箇所も、なんども聞くことによってだんだんとあまり集中しなくても聴ける様になります。リスニング自体に慣れるからです。

 

 

大体聞き取れる英語のコンテンツをリスニングすることで、

  1. 聞き取れる内容が増える
  2. 聞き取り自体に慣れる

からリスニングを効率的に伸ばすことができるのです。