Common Words で Come On Forward !

-使える英語をお知らせします-

「リスニングと太鼓の達人」の比較がめちゃわかりやすい

 f:id:yuichi-football-ro:20200902111609j:plain

 

太鼓の達人って知ってますか。楽曲のリズムに合わせて太鼓を叩いて、その得点を競うゲームです。

 

曲ごとによって難易度が違う、また完璧にできなくてもゲームクリアできる。そこで思いました「これ英語のリスニングにめちゃめちゃ似てるな」と。

 

太鼓の達人を一度でもやったことがあるなら、「なるほど、リスニングできるって太鼓の達人のゲームクリアに似ているな」とピンとくるはずです!

 

 

 

太鼓の達人はどんなゲーム?

太鼓の達人はリズムに合わせて太鼓を叩くゲームです。楽曲ごとに太鼓を叩くポイントがあり、ゲーム画面に表示されるポイントでタイミングよく太鼓の真ん中、もしくは端を叩いて行きます。

 

もちろん曲によって叩くポイントは異なり、そのため難易度も違います。

 

たくさん叩かなければ行けないほどミスが多くなったり、アップテンポの曲ほど叩く間隔が狭まり難しくなったりします。

 

 

そして叩くポイントを全て逃さないパーフェクトクリアでなくとも、4分の3くらい合ってればゲームクリアになります。ここがポイントです。

 

 

リスニングと太鼓の達人

英語のリスニングを「できる」「できない」で厳密に分けることはできません。それは太鼓の達人の様に話す人、話す内容ごとに難易度が異なるからです。

 

とはいっても太鼓の達人ほどわかりやすく難易度が分かれているわけではありません。ある人にとって聞き慣れていないアクセントは聞きづらいし、あまり馴染みのないテーマも聞き取りづらい。

 

また、太鼓の達人では「ドン!(太鼓の真ん中を叩く合図)」と「カッ!(太鼓の端を叩く合図)」の2種類ですが、英語のリスニングでは何百、何千もの単語を聞き分ける必要もあります。

 

 

そこでまずはスピードという観点で比較をみていきましょう。

 

太鼓の達人は時間的制約がなければ誰でもクリアできる

太鼓の達人は曲に合わせてリズミカルに太鼓を叩くゲームです。それがもし叩くポイントが載っている楽譜の様なものが目の前にあり、好きなタイミングで太鼓を叩けるとしましょう。

 

思い出してみてください。太鼓の達人には「ドン!」と「カッ!」しかありません。叩くタイミングを合わせる必要がなかったら誰が「ドン!」の箇所で間違えて太鼓の端を叩くでしょうか。

 

また曲が流れていないから、「目では叩くポイントを終えているけど、反応できなくて叩けない」なんてことも起こりえません。つまりみんなパーフェクトクリアできるわけです。

 

 

 

この様に考えると、英語のリスニングの何が難しいのかが明らかになってきます。目に飛び込んできたポイントで正確に太鼓を叩く、つまり聞こえた音を瞬時に理解するのが難しいのです。

 

I want to go to the beach because it is so sunny today. 

I want to eat ice cream in the sun. And I want to lie down on the beach.

And yes, I will bring my suimsuit and swim, too.

 

例えばこんな英文。時間をかけて見たら大抵の人は大体何が言いたいのかはわかります。

では誰かがこれを15秒で言ったとしましょう。果たして日本人の何%が理解できるでしょうか。

 

 

楽曲ごとのテンポに合わせて太鼓を叩くから難しいんです。リスニングも時間的制約の中で聞こえた音を理解するのが難しいんです。鍵は「スピード感」です。

 

 

太鼓の達人はパーフェクトではなくともゲームクリアできる

 

太鼓の達人では叩くポイントの4分の3くらい正確に太鼓を叩ければゲームクリアとなります。

 

英語のリスニングにも同じことが言えます。もちろんパーフェクトに聞き取れればそれに越したことはありません。ただリスニングは約8割聞き取れれば言っている内容は大抵聞き取れるのです。

 

 

ただしその8割は完璧に理解している必要があります。太鼓の達人でも叩くポイントから1秒づれて「ドン!」したら、それでミスとカウントされます。4分の3は寸分の狂いなく「ドン!」「カッ!」しなければいけないのです。

 

リスニングも聞こえた英単語が「なんとなくこの単語っぽいな」とか「こっちかこっち、どっちかの意味だな」くらいな曖昧な理解だと「わかっていることになりません!」。

 

 

このことを考えると割とざっくりとしたレベルで理解できる単語の量をどんどん増やすよりも、「この単語は絶対にこんな意味!」と確信を持てるレベルの単語をまずは身に付ける方が効果的です。

 

ちなみに英会話に必須の英単語は約2500から3000と言われています。

参照:EF 3000 most common words in English

www.ef.com

 

 

リスニングと太鼓の達人の比較まとめ

太鼓の達人のゲームクリア=リスニングできる、と考えたときの比較が以下です。

 

  1. 楽曲の流れに乗って太鼓を叩く→時間的制約の中で英文を理解する
  2. パーフェクトでなくともクリア→約8割わかっていればリスニング可能
  3. 叩くポイントを外さずに太鼓を叩く→基礎単語はしっかりと理解

 

 

基礎の英単語をしっかりと理解し、読まれる英文中の8割の単語を理解していればリスニングは基礎は完結です。

 

ただしポイント1の「楽曲の流れに乗る」、つまり話す人、話す内容、そして話すスピードにその出来栄えが大きくされるのがリスニング。

 

 

ここから考えるとその人にとって

  • 聞き慣れたアクセント
  • 馴染みのあるトピック
  • 速過ぎないスピード

 

が難易度が低いことになります。まずは自分にとって適切な難易度のコンテンツを見極め、それを中心にリスニングを取り組むことによってゆくゆくは「100コンボだドン!」や「パーフェクトだドン!」できる様になりましょう!