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-使える英語をお知らせします-

世界英語力ランキングに感じること。オランダ人が英語できるのは、関東人が関西弁わかるみたいなもの

世界英語ランキングみたいな指標があります。

 

有名どころでは世界的に語学学校を運営している EF という会社が発表しているものです。

こちらが2019年の最新版。

https://www.efjapan.co.jp/epi/

 

オランダが1位。日本は53位。

 

語学学校としてこの指標を元にさらに売り込みできる、むしろもう売り込みしている、

なんて下手な勘ぐりを入れるつもりはありません。

 

そしてやっぱり日本人は相対的に英語ができないこともまた否定できない事実でしょう。

 

ただし、これをみて「日本人は能力が低い」「ヨーロッパの教育は優れている」などの類の意見にはどうしても賛同できません。

 

 

ヨーロッパの国々が上位を独占しているのは科学的にれっきとした理由があるのです。

 

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中国語をやったら日本人とアメリカ人どっちの方が成績高い?

日本語は漢字を持っていて、その多くを中国語と共有しています。

パッと見ただけでその意味が想像できる中国語(の単語)も少なくありません。

 

じゃあ普通に同じくらい勉強したら、日本人とアメリカ人でどっちが中国語できるでしょう。

まあそれは日本人でしょう。

 

 

ヨーロッパ人が英語できるのなんてこれくらい単純な理由です。

 

 

もちろんそれに加えて、実際の教育レベルの差も関係はしているでしょう。

特に北欧は教育水準が高いと世界的にも評判です。

 

 

ポルトガル人とスペイン人が互いの言語を話すと、大抵の内容は理解できるといいます。

東京生まれと大阪生まれの人が話し合ってわかる、とまでは言いませんが、言語的にめちゃ似てる。

 

「世界関西弁ランキング」見たいのがあって、日本がもちろん1位で、「他の国に比べて日本は能力が高い」って言ったらどれくらいナンセンスがわかるでしょう。

 

 世界英語ランキングのからくり

「世界英語ランキング」で北欧をはじめヨーロッパが上位を占めているのはある意味では当たり前なわけです。

 

英語はゲルマン語系で、北欧もゲルマン語系。ラテン語系のスペイン語に比べてさらに言語的に相関性がある。そりゃできるでしょうと。

 

この辺の言語の相似レベルは実際にデータかされていて、日本語と英語は実際かなり違っていることが明らかになっています。

 

 

言語的に近しいゲルマン語やラテン語系を母語として話す国がランキングでは上位を独占。

もはや英語が公用語であるシンガポールを除くとその次にランキングが高いのは33位の香港(旧イギリス植民地)、34位インド(英語も公用語)、そして37位に韓国です。53位の日本との間にもラテン語系の国が多くランクインしています。

 

 

 大切なのは、事実と正確に向き合い、悲観的にならないこと

「英語と言語が違うから仕方がないよね」と言いたいわけではありません。

ただ1つ言いたいのは、ヨーロッパ系の人が英語を自分よりも早く習得したりすることに悲観的になる必要がない、ということです。

ともすると「自分には才能がないんだ」という考えに陥りがちですが、そうではありません。

 

 

バレーやってる人がビーチバレーもすぐ上手くなるように、そもそも似た言語を話してるから英語も早く習得できるだけです。日本人の能力が低いなんてことは決してありません。

 

 

私も全く英語が話せないところから、結構イケるとこまで来ました。

英語ネイティブはほぼ誰でも話せるわけです。つまり日本人にだって、基本やれば誰にでもできます。

やり続ければ最終的には絶対にできるようになる、そのことだけは忘れないでほしいです。