英語の発音とアクセントの違いを理解して、スピーキング力アップ作戦
英語の発音とアクセント。
この2つの違いを理解してますか。
発音は英単語ごとの音。
アクセントは単語のどこを強調するか。
机は「つくえ( tsukue )」と読む。
これが発音。
箸と橋。
はしを持つ。
はしを渡る。
これがアクセント。
アクセントは多少間違っても通じるケースが多いけど、発音は間違えると伝わりませんよ。なんででしょう。
※「発音」と「アクセント」の定義について
アメリカ英語とイギリス英語のスピーキングの違いについて、
日本語だと「アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い」と言われ、
英語だと "the difference between American accent and British accent" と言われる。
発音は英語で pronunciation 。
これじゃ混同する。
アメリカ英語でもイギリス英語でも大半の単語の発音は同じ。
アメリカ英語とイギリス英語に違いがあるのはアクセントや抑揚の付け方です。
「小指」のアクセントはどこ?
突然ですが、最近体が硬いのでオリンピック体操競技の元日本代表、田中理恵さんのストレッチ動画を見て柔軟性を養ってます。
https://www.youtube.com/watch?v=2t_pkTiO9QI&list=LLS2ES0t7I2sx6L1LPYQPTdg&index=5&t=0s
そこで彼女が「小指」と言うシーンがあります。彼女の言い方は
こゆび、です。
私的には
こゆび、です。アクセントなしです。(あえて言うならこゆび?)
ポイントはこゆび、でも全然理解できる、ということです。アクセントが違っても大抵は通じるんです。
そもそも関西弁と東京弁?でアクセントの位置が違う単語って多く存在します。それでももちろん理解し合えます。
冒頭の箸と橋も人によっては「逆だろ」とか思っている人いるかもしれません。ごめん。
発音もアクセントも完璧なら100点!でもどっちか先に気をつけるべきは発音
アクセントは少し違っても大抵通じます。
比較的アクセントとか抑揚が少ない日本語話者に取ってアクセントの習得には時間がかかります。
だからと言ってアクセントを全無視すれば良いとは全く思いません。もちろん正しいアクセントも大切です。
ただアクセントも発音も気にしなきゃいけないと思うと全然うまく話せないよ、どっちを先に気をつけるべきなの、と悩んでいる人がいるなら、迷わず発音だとお伝えしたい。
bag! →バッグですね。
ただ、英語なのになぜか日本では「バック」って言います。謎です。
英語で(名詞的に)「バック」と言えば back 「背中」です。
「カバン」と言うつもりで、
アクセント付きで「バッグ」、なしで「バッグ」。前者の方が通じやすいけど、後者でも十分通じます。
アクセント付きで「バック」。アクセントが正しいとか抜きに、発音が間違っていると通じません。
「この人、背中のことについてなんか言ってるのかな、ってなります」
基本はアクセントよりも発音の正しさを優先するべき良い例ですね。
音が違えば、相手はわかるわけがない。
発音ってのはそれほど重要なものなんです。