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-使える英語をお知らせします-

英語版ポケモン図鑑で英語に触れよう #25「ピカチュウ」

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英語は理解できる範囲のレベルに触れ続ければ、徐々に慣れて絶対にできる様になります。

 

こちらが海外版公式ポケモン図鑑

www.pokemon.com

 

ポケモンごとの名前、説明で使われている英語を通して、さらに英語に親しんでいきましょう。

 

 

 

ピカチュウ "Pikachu"

ピカチュウの英語名は Pikachu です。そのままです。ライチュウの英語名 Raichu もそのままです。
 

1つだけ異なるとすれば、ピカチュウの発音は「カチュウ」のピの部分がアクセントがあります。

 

 

ちなみに chu はネズミの鳴き声が由来で、そして英語ではネズミの鳴き声を squeak と表現します。

↓ Oxford Dictionary で発音を確認

www.lexico.com

 

子供がよく履くチューチュー音のする靴は squeaky shoes と言うそうです。

 

  

ピカチュウの説明(ソード版)

ポケモンソード版におけるピカチュウの説明はこちらです。

 

Pikachu that can generate powerful electricity have cheek sacs that are extra soft and super stretchy.

 ※以下参照 

www.pokemon.com


 

ポケモン図鑑日本語版公式にある和訳はこちら。

「つくる でんきが きょうりょくな ピカチュウほど ほっぺの ふくろは やわらかく よく 伸びるぞ。」

参考 ピカチュウ|ポケモンずかん

 

 

説明に使われている単語 
  • generate ~ 〜を作る
  • sac
  • stretchy 伸縮性のある

 

 generate ~ は「〜を作る」という意味で用いられます。何かこう科学的な力、例えば電気や火力などを生み出すときに使われるイメージです。

 

Wind power plants generates a lot of energy in the Netherlands.

オランダでは風力発電所が多くのエネルギーを生み出している

 

テストで表現に幅をだそうとして、「パスタを作る」を to generate pasta みたいに表現すると試験官は「?」なので、 IELTS や TOEFL では減点でしょう。

 

 

 sac は「袋」という意味です。 sack も「袋」ですが、前者はネズミのほお袋などの動物の、後者は買い物袋などの人が使う袋だそうです。知りませんでした。

 

The squirrel keeps lots of acorns in his sacs.

あのリス、ほっぺにたくさんどんぐり詰めてる

 

 

stretchy は「伸縮性のある」「伸びやすい」を意味します。見たらわかるけど中々思い浮かびづらい表現ではないでしょうか。

 

 This hairband is stretchy.

このバンドすごく伸びる!

 

※ストレッチジーンズは stretch jeans です。 stretchy ではありません。

 

 

説明で使われている英文法
  • 関係代名詞 that 

 

Pikachu that can generate powerful electricity have cheek sacs that are extra soft and super stretchy.

 

ピカチュウの説明では1文に2つの関係代名詞 that が使われています。まずはもう一度日本語訳を見てみましょう。

 

「つくる でんきが きょうりょくな ピカチュウほど ほっぺの ふくろは やわらかく よく 伸びるぞ。」

 

つまりピカチュウはいっぱいいるけれど、より強い電気を生み出せるピカチュウに限って、ほっぺが柔らかくてよく伸びる、と言いたいわけです。

 

どんなピカチュウ?→「強力な電気を生み出せる」

どんなほっぺ?→「柔らかくよく伸びる」

 

をそれぞれ説明を付け加えたいので、関係代名詞 that を使って説明しているのです。どちらかの関係代名詞が欠けてしまうと文意が異なってしまいます。

 

例)

Pikachu that can generate powerful electricity have cheek sacs.

強力な電気を生み出せるピカチュウはほお袋がある

 

これでは「弱いピカチュウはほお袋がない」ことを暗に意味してしまいます。

 

 

 

ちなみになんで関係代名詞 that なんてものが存在するのでしょうか。それは説明に見合う形容詞1単語がないからです。

  

I bought a red car.

赤い車を買った

 

もし買った車がなんとも言えない色で、でもあなたのカバンによく似ているとしましょう。

 

あなたのカバンによく似た色の車買ったよ

I bought a car that has a similar colour to your bag.

 

 

日本語の場合は100%無意識ですが「あなたのカバンによく似た色の」は実は英語の that 以下の様に「車」を説明しているのです。関係代名詞を使うのはうまい形容詞が思い浮かばないときということを少し意識してみましょう。

 

 

このことを踏まえ、ピカチュウの英語説明をあえて that 無しにすると

 

Strong Pikachu have soft and stretchy sacs.

強いピカチュウのほっぺは柔らかくて伸びる

 

もちろんこれだと説明が少し雑になってしまっています。なのでより詳しい説明をするために公式の説明では that が使われています。

 

英語を理解するためには別に難しい単語とか文法とかは必要なし

関係代名詞と受け身、あとは文と文をくっつける and とか when 、but とかさえ身についてしまえばそれ以上複雑な英文法は実はあまり必要ありません。

 

英単語に関しても同じです。 store とか back とか日常よう使われる単語の方が ponderous 「重々しい」や endorsement 「承認」なんかより本当はよっぽど大切なんです。 IELTS や TOEFL など難しい英語のテストで高得点が必要、という人以外は基本無視でいいはずです。

 

 

よく使う単語や表現、そして文法をただ知ってるだけでなく、使いこなせる様にする。そのためには簡単で楽しい英語のコンテンツに触れ続けることが一番です。