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-使える英語をお知らせします-

英語版ポケモン図鑑で英語に触れよう #79「ヤドン」

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英語は理解できる範囲のレベルに触れ続ければ、徐々に慣れて絶対にできる様になります。

 

こちらが海外版公式ポケモン図鑑

www.pokemon.com

 

ポケモンごとの名前、説明で使われている英語を通して、さらに英語に親しんでいきましょう。

 

 

ヤドン "Slowpoke"

ヤドンの英語名は Slowpoke です。英名の由来は

 

slow 「遅い」

slowpoke 「間抜けな人」

 

 ちなみに slowpoke はアメリカ英語、 slowcoach がイギリス英語らしいです。 私はどちらも見たことありませんでした。

www.lexico.com

 

 

ヤドンの説明(ソード、シールド版)

ヤドンはソード版とシールド版の説明がどちらも面白いので両方目を通して行きたいと思います。

 

ポケモンソード版におけるヤドンの説明はこちらです。

 

Slow-witted and oblivious, this Pokémon won’t feel any pain if its tail gets eaten. It won’t notice when its tail grows back, either.

 ※以下参照 

www.pokemon.com


日本語公式ポケモン図鑑の説明はこちら。

「まぬけで どんかん。 しっぽを たべられても いたみを かんじないし はえかわったことにも きづかない。」

参照 ヤドン|ポケモンずかん

 

 

ポケモンシールド版におけるヤドンの説明はこちらです。

 

When this Pokémon’s tail is soaked in water, sweetness seeps from it. Slowpoke uses this trait to lure in and fish up other Pokémon.

※同リンク先のページ参照

 

日本語公式ポケモン図鑑の説明はこちら。

「しっぽを みずに ひたすと あまみが にじみでるので それを エサに ポケモンを おびきよせ つりあげる。」

※同リンク先のページ参照

 

 

私の感想がこちら。

「食いちぎられても痛みすら感じない尻尾で、どうやって釣りすんだよ!」

 

説明で使われている英単語

説明はヤドンのソード版に対象を絞ります。

 

  • slow-witted -まぬけな
  • oblivious -鈍感な
  • notice ~ -〜に気づく

 

 slow-witted の様に - (ダッシュ)を使って既存の英単語同士を組み合わせて単語を作ることがたまにあります。

 

quick-witted 「頭の切れる」

goal-oriented 「目標達成が最優先の」

 

以上の様な、 - を使ってよく組み合わされる例に関しては、すでに辞書にも掲載されています。ただ別に基本的に意味さえ通れば - でどんな単語を組み合わせても問題ありません。(過剰に使いすぎると不自然+そもそもテストではお勧めしません。)

 

My friends like high-street fashion.

友達はハイストリートファッションが好き

 

He's more like only-vegitable-eating type.

彼はなんていうか野菜だけ食べる主義なんだよ 

 

 

 oblivious 「鈍感な」は難しい英語のテストや、いわゆる教養がある層向けの新聞や雑誌に出てくることは全然あります。ただし日常会話で出てくるものではありませんし、個人的に覚える必要はないかと思います。

 

 

 notice ~ で「〜に気づく」を意味します。

 

I didn't notice it.

気づかなかったよ

 

I noticed that she snitched the purse away.  

彼女が財布を盗んだことに気づいた

 

例えば oblivious など、あまり出てこない単語をうろ覚えながらどんどんと暗記することももちろん英語力向上のためになります。自分から使えなくとも、文中で出会った時に文脈からパッとその意味を推測しやすくなるからです。

 

しかし、どちらが大切かと問われると、私は notice などの頻出の単語を使いこなせるレベルにまずは高めることだと思います。そうすると英語を読む、聞く、話す、書くとき全般に渡り簡単な英語ならある程度すらすらと使いこなせる様になり、英語学習がより楽しくなるからです。

 

サッカーできる様になりたいならオーバーヘットキックの練習もいいけど、まずは普通に動ける体力をつけ、普通のパスをできる様にする。そして試合に出る。そうするともっと上手くなりたくなる。こんなルートを英語でも描いてみましょう。

 

 

説明で使われている英文法
  •  否定形 + either 「〜でもない」

 

Slow-witted and oblivious, this Pokémon won’t feel any pain if its tail gets eaten. It won’t notice when its tail grows back, either.

 

受け身や形容詞から始まる文は以下の記事を参考にしてみてください。

 

- 受け身

yuichi-football-ro.hatenablog.com

 

- 形容詞から始まる文

yuichi-football-ro.hatenablog.com

 

 

 either は前に否定文を受けて、「こっちも〇〇じゃないよ」という文脈で使用されます。

 

A: I don't like this cake.

B: I don't like it, either.

A 「このケーキ好きじゃない」

B 「私も好きじゃない」

 

対話の中以外でも either を使えます。

 

I don't think this plan is bad, but I don't think it's good, either.

このプランが悪いとは思わないけど、いいとも思えない

 

別に either を使わなくても意図するところはほぼ確実に通じます。ただし either をつけるだけで一気に自然な感じが増します。

 

ちなみに前に肯定文がきて「こっちも〇〇だよ」という文脈では as wellalsotoo などを用います。

 

A: I like this cake.

B: I like it, too.

A 「このケーキ好き」

B 「私も好き」

 

I have a cat. I also have a dog.

猫飼ってる。あと犬も飼ってる

 

こちらも too や also なしでもこちらのメッセージ自体は伝わります。そこに also などを加えると自然な印象をもたらします。

 

 

英語を理解するためには別に難しい単語とか文法とかは必要なし

関係代名詞と受け身、あとは文と文をくっつける and とか when 、but とかさえ身についてしまえばそれ以上複雑な英文法は実はあまり必要ありません。

 

英単語に関しても同じです。 store とか back とか日常よう使われる単語の方が ponderous 「重々しい」や endorsement 「承認」なんかより本当はよっぽど大切なんです。 IELTS や TOEFL など難しい英語のテストで高得点が必要、という人以外は基本無視でいいはずです。

 

 

よく使う単語や表現、そして文法をただ知ってるだけでなく、使いこなせる様にする。そのためには簡単で楽しい英語のコンテンツに触れ続けることが一番です。