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-使える英語をお知らせします-

英語を英語のまま理解できないうちは、英単語ごとの日本語対訳を覚えるべきじゃない?

英語はイメージすることが大事だというけど、単語ごとのイメージって徐々に構築されるもんだから、最初からイメージしろはナンセンスでしょ。

 

 英単語ごとのイメージって、いろんな文脈で出会うことによって自然発生するものですよ。「 bill 」を例に取って考えてみましょう。

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英単語ごとにイメージするってどういうこと?

りんごとかバナナみたいに、確固たるものがあればまあイメージしやすいけど、「提案」とか「走る」みたいに行動や概念みたいなのって簡単にイメージできなくない?

 

今、1からドイツ語を勉強してるけど、英語の suggestion も recommendation もドイツ語では vorschlag で表します。

こんな感じで、言語ごとに単語がもつイメージなんてそれぞれ。

というか、イメージしようにも、そもそもまずは日本語で意味を確認しないと、英単語の意味そのものがわからないんだから和訳いるじゃん。

 

英単語→意味(日本語で)→イメージ。このプロセスの意味を飛ばそうってこと?

英単語→意味(日本語で)→イメージ。的な。

 

ネイティブの英単語イメージ獲得方法

じゃあ、ネイティブの子供がどうやって単語のイメージを獲得するか考えてみよう。

 

英語圏の子供が bill って単語に出会うとしましょう。レストランで bill 「お勘定」、家のポストに utility bill 「公共料金」、携帯料金表に bill 「請求書」。こんな感じでいろんなシーンで bill に出会うから「ああ、 bill ってのはなんかお金払う系のやつね」って bill の核のイメージが導きだせる。

要はイメージの獲得は自然発生的。

 

ネイティブだって、最初は個別の事例を覚えていって、そのうち勝手に無駄が削ぎ落とされて、核のイメージが頭に残るんだって。

 

英単語によってはイメージすらなかったり

核のイメージすら捉えてないケースだっていっぱいあるはず。

例えば run も「走る」以外に、「経営する」って意味ある。

「 run は何かが駆動してるイメージだから、自動詞だと『走る』、他動詞だと『経営する』になるんだよ」「ヘェ〜すごい」みたいなのあるけど、後付けもいいとこ。

いや確かにそうかもしれんけど、ネイティブ別にそんなこと考えてない。単にある文脈で run が出てきて、そのあとに company とか business とかが続いたら「経営してんのね」って思うだけ。

 

日本語でも例。昔は貝をお金みたいに使ってから、「貝」は取引関連の漢字に使われがち。

買、貢、財。

じゃあこういう漢字を使うとき、お金のイメージしてるかと問われると、「いや、ねーよ」と。

 

 

今ドイツ語勉強中。単語の対訳の意味を思い出すだけで必死。というか対訳も思い出せない。対訳が思い出せるものは、どんな文脈で使われがちなのかを調べます。

 

もちろん、最終的にはイメージがパッと湧いた方が楽なんで、そうなる努力はします。ただ対訳も思い浮かばない段階でイメージとか、余計な負荷をかけすぎて頭パンクすることは避けたい。