Common Words で Come On Forward !

-使える英語をお知らせします-

イギリス大学(大学院)のインダクションウィーク

f:id:yuichi-football-ro:20180924221015j:plain

海外の大学や大学院に進学するとまず最初にインダクションウィークなるものが存在します。インダクションウィークは直訳すると「説明のための週」、つまりこれから始まるコースの説明を行う期間を表しています。日本の大学でいうところの新入生歓迎期間のようなものです。

 

 

インダクションウィークでは勉強するコースの説明のほか、学部、学科生同士の交流や、その他クラブ活動の勧誘、学校行事の説明なども行われています。ここでの立ち回りがこの先の学生生活の命運を分ける、なんて大層なものではものではないでしょうが、気の合う仲間が23人作れれば気持ちが楽になるかもしれません。

 

インダクションウィークの立ち振る舞い方

やはりインダクションウィークよりだいぶ前に渡英しておいて、精神面、英語面、できることなら友達面である程度余裕を持っておいた方が良いでしょう。インターナショナルスクールに通っていたり、なんらかの原因で英語ネイティブな人でない限り完全ネイティブまみれの環境に、時差に慣れていない段階で放り込まれると割としんどいです。私はしんどかったです。

特にイギリスはウン百万というお金が銀行口座に1ヶ月以上入っていた状態になっていることを証明することがビザの申請条件であるなど、ビザの審査がきついので、前もって対策を打っておくことがインダクションウィークに余裕を持って臨めるくらい、前もって渡英できるための鍵となるでしょう。

 

学業面

日本の大学生が新歓でどれほど真面目にコースの説明を聞いているかはわかりませんが、私の学科では割とこの先の授業日程やコース日程について教授が深く言及していました。そのため、特に英語に難を抱える人にとっては気合を入れて望まないと、この段階でいきなり置いてけぼりにされかねない、と感じました。具体的にはクラスごとの内容や進行方針とその成績の審査基準、またどの教室が使われるかなどを教わりました。

また私の所属が大学院だからということもあってか、キャリアセンターの人が来て、卒業後の進路のこともしっかり考えることやキャリアセンターがどの辺に位置するかなども教わりました。

 

レクリエーション面

クラグ活動の勧誘や学校行事の説明が1週間を通して行われており、また何曜日かの昼と夜にはいわゆる飲み会のようなイベントも用意されていました。もちろん大学の規模によりけりだと思いますが、日本のように部活、クラブ活動があまり盛んではないのか、あまり盛大には執り行われていませんでした。超絶美男子や美女、もしくはとんでもアスリート体型でもない限り向こうから積極的に話しかけてくることはまずないと思うので、もし何かやりたいレクリエーション活動があれば、自分からコンタクトを取るようにしましょう。

 

クラスの環境

教授は海外からの生徒に講義することにも慣れているだろうから、ある程度聞き取ることができるが、現地の、特にアイルランドやスコットランドなどから来た学生の英語は本当に聞き取りづらいです。地道に慣れていくしかなさそうです。

英語がネイティブのように話せないと少し気後れしてしまいそうですが、英語をぶっ通しで2時間も3時間も聞いていると、私は「あれなんかわかるんじゃない」的なマインドになって来ました。個人差はあるかもしれませんが、まあ話せば一瞬で向こうはこちらがネイティブではないことは気づくので、ようなどのように言うのかではなく何を言うかだ、と思うようになりました。

 

イギリスでは教授と生徒の距離が日本のそれと比べて非常に近く、先生側から、生徒側からとりとめもない(授業とはあまり関係ない)話だったり、冗談だったりをクラス中に言い合う場面もありました。先生が話している最中に生徒が口を挟むこともあります。また1分くらいずっと手を挙げっぱなしで、発言の機会を待っている生徒もいました。

 

                                       

 

もちろん自分1人に話しているわけではないので、限度があるでしょうが、気になったことがあればどんどんと話しかけていくべきかもしれません。とりあえずインダクションウィークは、絶対に行かなくてはいけないわけではないでしょうが(「コース説明に参加できない人は教授に連絡を」というお達しは来ました)、英語ネイティブの人でもない限り確実に参加するべきでしょう。