Kind of や sort of 「なんとなく」「って感じ」という英語表現は無理に使うものじゃない
英語の kind of や sort of という表現をご存知ですか。これは日本語で言うところの「だいたい」や「なんとなく」など語気を弱めるときに使用します。また日本語の「えーと、」のように間を埋める為に使用したりもします。
I think so. 「そう思う」
I kind of think so. 「そんな感じじゃない?」
ただ無理に kind of とか sort of と言おうとすると、主語や述語、目的語など他の大切なところに気が回らなくなって詰まってしまう、こともあるので、無理に kind of を使わない方がいいです。
kind of や sort of は文章の信ぴょう性を和らげる働きをしています。 Do you like fish? と聞かれた際、yes は「うん」、 no は「ううん」、どちらも歯切れの良い回答です。でも、「まあね」とまあ簡単に答えたいこともあります。一方 kind of は、「まあね」という感じです。
Do you like him? 「好きでしょ?」
I kind of like him.「まあまあかな」
kind of と sort of は間を埋めるためにも用いられます。
I kind of,,,,, want to go to the park. 「うーん、公園でも行きたいかな」
私も一端の日本人で、「うーん、〇〇」みたいに語気を弱めたい気持ちが痛いほどわかります。
その代償として、めちゃ噛む!
噛むのを押してやんわり伝えることを優先するか、噛むか、難しい選択ですね。
私は TOEIC とは IELTS は900点とかバンド7とか超えてますが、それでもあえて kind of とか sort of とかを無理やり使おうとすると、ほんとにもう噛み噛みになります。このような表現は無意識のうちに使うもので、そっちに意識を持っていくと、本来言いたかった I like him. とか I want to go to the park. とかに向ける意識が希薄になり、噛んじゃった、ってなります。
もし公園に行きたいなら I want to go to the park. もし韓国料理が食べたいなら I want to go to a Korean restaurant. と言い切ってしまいましょう!
英語のコミュニケーションでは、別に相手も「この人、歯に衣着せぬ物言いだな」なんて思いません。「そうなんだ」って思うだけです。