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Second Nature 「習慣」が英語力を伸ばす

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second nature は英語では「習慣」という意味合いで用いられます。なんで second nature が習慣を意味するのでしょう。

 

(first) nature が「(人間の)習性」を意味するところから派生しています。

 

nature 、「自然」な状態とはつまり、人間の動物的な感覚のことで、そこから転じて second nature 「後天的に身についた感覚」→「習慣」として用いられます。

 

さて大切なのは、この習慣が英語の習得に非常に役立つことです。習慣がどの様に英語力を向上させるのかをもう少し深く見ていきましょう。

 

 

 

Second Nature は「習慣」

 second nature は英語で「慣れ」を意味します。

 

私は second nature をサッカーに関するラジオを聞いていて出会いました。ゲストの元サッカー選手がある監督の練習について話していたとき

 

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~ because of second nature, when you step on the football pitch, it's like, the repetition you've done in the training ~

「〜習慣のおかげで、ピッチに足を踏み入れたとき、トレーニングした繰り返しの練習が〜」

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と言っていました。そんな英語フレーズがあったのか、と思う一方で、「日本語訳すると何がベストかなー」と不思議に思いました。「繰り返しで身につく感覚」だとやや冗長なので、「習慣」が一番しっくり来るな、と感じました。

Google検索しても同じ様な和訳だったし。

 

 

英語力を伸ばすなら、感覚でわかる英語の範囲を広げること

英語力が一朝一夕で身につかない原因は「慣れ」ないと話せないし聞き取れないからです。

 

ただし「慣れろ」の一点張りでは効率がとんでもなく悪くなってしまいます。では何に慣れればいいのかと言いうと「基礎英単語」と「基礎英文法」です。

 

プロスポーツ選手でもパス練習をする

プロのスポーツ選手、例えばサッカー選手でも基本のパス練習やポジショニング練習を五万と繰り返します。練習によって、いざ試合に出て瞬時の判断が求められる場面でとっさに反応できる様に訓練しているのです。

 

サッカー選手にとっての基本のパス練習やポジショニング練習が、英語学習でいう基礎ボキャブラリーと基礎グラマーです。

 

サッカー選手も試合でよくある場面を想定して、それに合う様なトレーニングを繰り返します。バク転しながらボールを蹴る練習は、ごく稀にするかもしれませんが、毎日反復練習はしません。

 

英語もわざわざ10000語に一回出てくる単語を意識的に覚える必要はあまりないのです。パス練習をせずにバク転キックの練習ばかりしていてもあまり効果がないことと同じです。

 

日本語は普段の会話で常に「練習している」

日本では日本語を毎日ほぼずっと使っています。これが知らず知らずのうちに日本語自体の練習になっているのです。

 

丁寧語の「です・ます」に関して、日本語を勉強する外国人がたまに「昨日は渋谷にいきま『す』た」や「今は友達と遊『ぶ』ます」と誤用してしまうことがあります。生まれも育ちも日本の人がこの様な間違いを犯すことがまずあり得ません。

 

「行きました」や「遊んでいます」に慣れているからです。

 

 

では「よしんば〜、〜ない」という日本文法はどうでしょう。

 

「よしんば経営難に陥っても、私は辞めない」

「たとえ経営難い陥っても、私は辞めない」

 

同じ意味です。「Aだとしても、Bしない」と伝えたいときに使います。だた「よしんば〜」の方は古めかしいというか、ほとんど使われていません。日本人かどうかとかいう問題ではなく、使い慣れていればわかるし、そうでなければわからないのです。

 

 

 

 

知ってる文法や単語の反復練習が慣れに繋がることは疑いようがありません。ただし確かに聞き慣れているフレーズやすでに知っている文法だけを繰り返すのもつまらない気もします。とは言っても使い慣れていない新語や難しい英文法のみに固執してもどっちつかずになってしまう危険性があります。

 

7,8割くらいはすでにスラスラ読めるレベルの英文を読んだり、ほとんどなんと言っているかわかるレベルでリスニングしましょう。そして残りの2,3割で新たな領域にチャレンジすることでハラハラ感と達成感を味わいつつ英語力を着実に伸ばすことができます!