英語の限界「納豆のジレンマ」~ Fermented Soybean's Dilemma ~
納豆って英語で何て言うでしょう。
fermented soybeans です。
ferment 「(〜を)発酵する」の現在分詞形→「発酵された」
soybean 「大豆」
つまり発酵された大豆。説明的!
じゃあこれで納豆が通じるかと言うと、まあ通じません。なんででしょう。
答えは簡単。知らないものは知らないからです。うまく説明したって伝わりません。
そして物自体を知ってる人は説明なんかしなくても「納豆 natto 」で伝わります。
知らない人には英語でも伝わらない、知っている人には日本語で伝わる。ジレンマですね。
ラクレット。スイスとかフランスのチーズ、及びチーズを用いた料理名。知ってる人は想像付くし、知らなかったら説明されてもいまいちピンとこない。
またはスコッチエッグ。イギリスはイングランドの(どうやらスコットランドではない)揚げ卵。これも知ってたら、そして知らなかったら。
日本料理を「広めたい!」「説明できるようになりたい!」「説明する過程で英語が磨かれる!」と思っている人はぜひ色々な説明方法を考えてみてください。
もちろん英語力、特に単語力の向上に繋がるでしょう。
ただ「これあんまり意味なさそうだな」とか「なんで英語で日本料理説明しなきゃいけないの?伝わらないじゃん」と思っている人。わざわざ日本料理の説明を考えたり覚えたりしなくていいです。
村上春樹ばりの文章力あっても伝わらないので。
もう写真を見せちゃいましょう。そしてレストランとかあるならそこで食べましょう。以上。